USB:開発/テスト仕様
FAQ USB 開発/テスト仕様 質問一覧
1.OSとデバッグツール
- PC側のドライバーソフトが未開発の状態で、USB機器側のみでデバッグをする場合、 どこまで可能ですか?
- 開発に適したOSとデバッグツールは?
- JOB60851のデバッガ開発予定はありますか?
- コンパイルの実行方法がわかりません。
2.USBバスのチェック方法
3.USB Compliance
4.USBCheck
FAQ USB 開発/テスト仕様 回答
1.OSとデバッグツール
【 回 答 】
- このUSBデバイス側の開発サポート用に、以下の機能を持ったデバイスドライバとアプリケーションをご用意しております。
- 任意のコントロール転送(ベンダ/クラスリクエスト)の発行
- ファイルの内容をバルクアウト転送で送信
- バルク/インタラプトイン転送で受信したデータをファイルに保存
コマンドライン型であるため、バッチ処理が可能これらの機能を組み合わせることにより、製品版のホストドライバ開発に先行して、USBデバイス側の評価が、ある程度まで進められます。
【 回 答 】
- 開発に適しているのは、Windows98とWindows2000です。DDK(Driver Development Kit)に関する限り、2000DDKの方が98DDKよりも適しています。
一般的に、ホスト上でドライバをデバッグする場合にWinDbgがリモートデバッギングのために使用されます。WinDbgはWindows2000 DDKに含まれています。
もし、1つのシステムのホスト上でドライバをデバッグする場合は、Compuware社(http://202.211.192.164/compuware/products/nm_ds/index.htm)により提供される、デバイスドライバ開発ツール(SoftICE)をお奨めします。
(上記URLは、2002年3月7日時点での情報です
【 回 答 】
- JOB60851のデバッガを開発する予定はございません。マイコンMSM66573自体には横河ディジタルコンピュータ(YDC)あるいはAshling社のフル機能ICEが提供されております。お手数ですが、この件に関しては沖電気営業にお問い合わせ下さい。
【 回 答 】
- コンパイルを行なう場合は、cl665s.exeコンパイラを使用してください。
(c665s.batがPATH環境変数を設定するバッチファイルです)
makeユーティリティを使用してコンパイルする場合は、makefileを作成する必要があります。
makefileの記述方法は、お使いのmakeユーティリティのマニュアルを参考にしてください。
また、サンプルファームウェアのmakefile(Makefile/Makefile.nmk/Makefile.bor)も参考のためにご覧ください。
2.USBバスのチェック方法
【 回 答 】
- CATC社より、USBバス・プロトコルアナライザが出ております。「USBチーフ」という商品です。
これを用いれば、D+・D-をモニターできます。(ただし、アナライザを制御するPCが必要です) また、トラフィックジェネレータ内臓モデルならば、PCホストを準備しなくとも、USBのトラフィックを任意に作成できますので、ホストを用いずにUSBバスのチェックが実現できます。
CATC社の代理店は、東陽テクニカ社です。
詳しくはhttp://www.toyo.co.jp/pdt/prdct.html#basをご覧ください。(上記URLは、2002年3月7日時点での情報です)
3.USB Compliance
【 回 答 】
- 以下のURLで説明されているように、USB IF Compliance Programに適合した製品は、USB Implementers forum(usb-if)のUSB Integrator's Listに載せてもらえます。
- http://www.usb.org/developers/compliance/
(usb compliance workshops)での評価にpassした場合、そのリストに掲載されるまでは、1ヶ月程度という情報があります。
(上記URLは、2002年3月7日時点での情報です)
- http://www.usb.org/developers/compliance/
4.USBCheck
【 回 答 】
- 接続試験には、USBCheckを使用します。このUSBCheckは、USB Forumのホームページからダウンロードできます。このテストプログラムでは、USB機能のチェックができます。以下、プログラムのインストール方法と実行方法を示します。
- ■インストール方法
- usb forumのホームページhttp://www.usb.org/developers/
から、USBComp.exeをダウンロードしてください。ダウンロードしましたら、ファイルをクリックして画面の指示に従って、インストールを完了させてください。
インストールが完了すると、パソコンのデスクトップ上にUSBCheckのショートカットアイコンが現れます。
- usb forumのホームページhttp://www.usb.org/developers/
- ■実行方法
- (1)USBCheckのショートカット・アイコンをクリックしてプログラムを起動させます。
- (2)JOB60851をUSBケーブルを介してPCに接続します。接続するとテスト画面が現れます。
- (3)USBcheckのchapter 9のタブでFullTestを行います。
[試験結果--->すべてpass] - (4)USBcheckのchapter 11のタブでHostControllerをSUSPENDさせます。
(画面上、ボタンが右下にある) -JOB60851にSUSPEND割り込みが掛かっている。 - (5)USBchackのchapter 11のタブでHostControllerをResumeさせます。
(画面上、ボタンが右下にある) - (6)USBcheckのchapter 9のタブでFullTestを行います。
[試験結果--->すべてpass]
- ■インストール方法
【 回 答 】
- お使いのOSがWindows98 Second Editionでない場合、うまく動作しません。
最新のUSBComp.exe(USB Check version3.2)は、下記のURLでダウンロードできます。
また、そこでは、“USBComp.exeが完全に動作するのは、Windows98 Second Editionのみ”と記述されています。
詳しくは、下記のURLを参照ください。
http://www.usb.org/developers/tools/
【 回 答 】
- 現時点でのUSBCheckの最新versionは、5.1です。
これはWindows2000のみがサポート対象になっています。
詳細については、下記URLのUSBComp.exeのreadme file(usbcomp_readme.txt)を参照ください。
http://www.usb.org/developers/tools/
上記URLは、2002年3月7日時点での情報です。