品質への取組み

企業目的

われわれは、つねに品質を第一とする。

いかなる困難があろうとも、良い商品を国の内外へ永続かつ大量に供給し、
文化の進歩向上に貢献することを目的とする。

品質管理基本方針

  • 社内標準化を全社的に推進し、データによる管理体制を確立する。
  • 総合的かつ継続的な調査活動を行い新技術、新製品の開発に努める。
  • 企業活動のあらゆる分野において、統計的方法を積極的に活用する。
  • すべての工程において、品質保証の体制を確立する。
  • つねに生産方式の近代化を図り、製品のコスト低減に努める。
  • 材料、半成品の購入に際しては、契約によって納入者に品質保証をさせること。

ISO9001 / IATF16949 認証取得

ラピスセミコンダクタでは、国際品質規格であるISO9001に加え、自動車業界に 特化した規格であるIATF16949の認証についても取得しています。
企業目的の「品質を第一」のもと、更なるお客様の満足度向上に向け、高い信頼性と品質の 安定性を確保した商品の開発、生産を追求していきます。

(注)
ラピスセミコンダクタ宮崎株式会社は、2020年10月1日に、ラピスセミコンダクタ株式会社宮崎工場となりました。
ラピスセミコンダクタ宮城株式会社は、2020年10月1日に、ラピスセミコンダクタ株式会社宮城工場となりました。

環境への取組み

環境方針

われわれは、つねに地球環境保全に配慮し、
人類の健康的な存続と企業の恒久的な繁栄に貢献するものとする。

  • 持続可能な社会の実現に向け、資源の有効活用を促進すると共に、環境汚染の予防と生物多様性に配慮し、環境保全活動に取り組む。
  • 環境パフォーマンス向上のため、 環境目標の立案、実施計画の遂行、環境パフォーマンスの監視・評価をする一連の環境マネジメントシステムを確実に運用し、課題を継続的に改善する。
  • お客様の省エネ・小型化に寄与する環境配慮型製品を開発することで、環境問題等の社会的な課題の解決・軽減に貢献する。
  • 開発から調達・生産・物流・販売までの一連の事業活動を通し、環境負荷の最小化を追求するため、エネルギー・原材料・水資源の有効活用、温室効果ガス・廃棄物・水の排出量削減、材料や副資材に含まれる化学物質の確実な管理に取り組む。
  • 生活環境や地球環境に配慮する社員の育成と関係者の啓発に努める。
  • 国内外の環境法規制や地域協定及び、同意したお客様等の要求事項を遵守する。
  • 環境情報の適切な開示や地域環境への貢献により、ステークホルダーとの連携・協働を図る。

環境マネジメントシステム ISO14001 認証取得

ラピスセミコンダクタでは、生産拠点であるラピスセミコンダクタ宮崎工場、ラピスセミコンダクタ宮城工場は勿論のこと、管理部門である本社(新横浜地区)でもISO14001認証を取得しています。ラピスセミコンダクタは、この仕組みを有効的に活用して LSIの生産に要する多くのエネルギーや化学物質が環境へ及ぼす影響を最小化する様々な取り組みを推進しております。

(注)
ラピスセミコンダクタ宮崎株式会社は、2020年10月1日に、ラピスセミコンダクタ株式会社宮崎工場となりました。
ラピスセミコンダクタ宮城株式会社は、2020年10月1日に、ラピスセミコンダクタ株式会社宮城工場となりました。

安全衛生の取組み

安全衛生方針

ロームグループはCSRの精神に則り、すべての事業活動において
安全と健康が最優先であることを認識し、快適で安心して働ける
職場環境作りと、心身の健康の保持・増進に積極的に取組む。

  • 安全衛生関係諸法令やその他の要求事項および社内規定を順守する。
  • リスクアセスメントを実施し、職場における危険源とリスクの大きさを特定したうえで管理策を実行することで、リスクレベルを低減させ労働災害を防止する。
  • 安全・健康に関する教育・訓練等を計画的に行い意識の向上に努めるとともに、自主的活動の活性化により快適な職場づくりを推進し、負傷・心身の疾病予防を図る。
  • 働く人との協議および働く人が意思決定へ関与することにより、労働安全衛生マネジメントシステムを構築し、運用する。
  • 安全衛生目標・実施計画を立案し、適切な資源を投入することで、全員参加型で継続的な改善活動を実施する。

労働安全衛生マネジメントシステム ISO45001 認証取得

ラピスセミコンダクタでは、従来から活動していた労働安全衛生活動をベースに、ISO45001に基づく労働安全衛生マネジメントシステムを構築して、労働災害ゼロ、自主的な改善等を年度目標に設定して、継続的な改善活動に取り組んでいます。

LSIの製造拠点はもちろんのこと、管理部門である本社(新横浜地区)でも認証取得をしています。

(注)
ラピスセミコンダクタ宮崎株式会社は、2020年10月1日に、ラピスセミコンダクタ株式会社宮崎工場となりました。
ラピスセミコンダクタ宮城株式会社は、2020年10月1日に、ラピスセミコンダクタ株式会社宮城工場となりました。

健康経営方針

従業員の健康が事業活動の基礎という認識のもと、
従業員の健康保持・増進を図ることによって、事業活動の円滑且つ、
継続的な発展に寄与するとともに、全員参加型の健康経営を推進する。

  • 従業員の心身の健康を最重要課題として捉えて、メンタルヘルスケア対策及び生活習慣病対策を主とした「心と体の健康づくり」活動に積極的に取り組む。
  • 従業員が活き活きと働くことで、明るく活発な職場環境の構築に取り組む。
  • 禁煙の推進及びインフルエンザ等の感染症対策の推進に取り組む。

健康経営優良法人2023(大規模法人部門)認定取得

ラピスセミコンダクタでは、ISO45001の仕組みをベースに健康経営を推進するために、自主的な改善等を年度目標に取り入れ、継続的な改善活動に取り組んでいます。2019年度より健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定を取得しています。

がん対策推進企業アクション 推進パートナー企業に登録

ラピスセミコンダクタは、2021年7月より厚生労働省「がん対策推進企業アクション」の推進パートナー企業に登録されました。社員が健康で働き続けられるためには、がんの早期発見・早期治療が重要です。社内啓発活動を通じて社員ががんについて正しく知る機会を設け、がん検診受診率の向上につなげていきます。定期健康診断では、胃がん・大腸がん検診及び各種腫瘍マーカー検査も実施しています。 また、社員ががんになっても働き続けられるよう、治療と仕事の両立を支援するサポート体制の構築にも取組んでいきます。

【健康経営推進体制】健康経営実施における体制

  • 代表取締役社長がCSR推進委員会委員長、中央安全衛生委員会委員長となり、健康経営方針に基づき各種活動に取り組んでいる。
  • 安全衛生活動の中で、健康経営に基づく各種取組み目標を定めて、活動している。
  • 中央安全衛生委員会配下に健康づくり委員会を設置して従業員の心身の健康増進を強化している。

【目標と実績】

【健康経営推進に向けた取組み】

1.運動習慣者向上の取組み
コロナ禍で運動機会が減少する中、運動習慣者※率を全国平均以上にする取組みとして、ウォーキングキャンペーンやオンラインでの運動セミナー等の健康イベント等を実施しています。
2023年度からは、個人毎に歩数目標を設定して、年間を通して従業員が参加し易い活動に取り組みはじめました。併せて部門単位でも歩数達成率を設定することで全社活動としています。この取組みの参加率は約80%と高い参加率となっています。
これらの活動により、従業員の健康の保持・増進のため運動習慣向上に取り組んでいきます。
※運動習慣者…1回30分以上の運動を週2回以上実施している者

2.健康のサポート(がん対策、女性の健康課題について)
ラピスセミコンダクタでは、全社員に対してがん検診の受診を推奨しており、35歳以上の従業員全員に対して胃がん・大腸がん・前立腺がん検診を健康診断に組み込み実施しています。また、希望者に対して、その他の腫瘍マーカー検査も実施しています。

女性の健康課題に向けた取り組みとして、全女性従業員を対象に年1回以上、リスクアセスメントを実施し、必要に応じて産業医への相談や外部医療機関の紹介等のサポートを実施しています。また、女性特有の健康課題(月経・PMS・子宮頸がん・女性ホルモン等)について、男女問わず正しく理解するためにイベントやセミナーも実施しています。

3.エイジフレンドリーの取組み
ラピスセミコンダクタは、会社全体でエイジフレンドリーに取組んでいます。
労働災害発生リスクの高い55歳以上の中高年齢労働者を対象に身体機能測定およびセルフ チェックを実施し、自身の認識と身体機能のギャップの確認の機会を設けています。対象者からは「思った以上に衰えがあったことに気づいた。無理な動作は控え労災防止に努めたい。」、「年齢と共に落ちていく体力を数値で確認できてよかった。」「健康意識が向上した」との声が多くありました。この他、全社員への教育や職場の特性に応じたエイジフレンドリーの取組みも実施しています。

4.生活習慣病予防対策
ラピスセミコンダクタでは、定期健康診断受診率100%の達成は当然のことながら、その健康診断結果に基づいて、生活習慣病予防のための保健指導を実施しています。また、有所見者に対しては、産業医や保健師から医療機関への受診勧奨や食事・運動セミナーへの参加を促し、社員の健康管理や改善に取組んでいます。
また、今後は健康アプリを導入し、食生活をサポートするための活動をより積極的に実施していきます。

TOPIC
生活習慣病を防ぎ、社員が健康に働けるためには、自身が運動する習慣をつけることが必要だと考えています。そこで、ラピスセミコンダクタでは、血圧計などのヘルスチェック機器を無料で使用できるようヘルスチェックコーナーを設置しています。これらの機器を用いて定期的に測定を実施し、自身の健康状態を確認できる機会を提供しています。

5.メンタルヘルス対策
ラピスセミコンダクタでは、社員がいつでも心身に関する相談や面談ができるように保健師によるサポート体制を整えています。メンタル不調により休職していた社員に対しては、産業医と担当者が連携してスムーズな職場復帰ができるようなサポートを行っています。サポート体制のほか、ストレスチェックの実施を通して社員本人自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させると共に、調査結果を踏まえたメンタルヘルスの未然防止策につなげる取組みを行っています。これまで、メンタルヘルスセミナー(ラインケア・セルフケア)などを開催し、社員の心身の健康増進を図っています。

【ストレスチェック回答率】

6.社内全面禁煙の実現
社員の健康と快適な職場づくりの一環として、禁煙活動を進めてきました。2009年から全面禁煙となり、社員および関係各社の社員の健康保持増進を図っています。

7.感染症対策
ラピスセミコンダクタでは、感染症の流行状況に合わせて、注意喚起、手指消毒の設置等、段階的に感染症予防策を講じています。また、感染症患者が発生した際には、結核の他、感染症法にて5類感染症に指定されているすべての感染症を迅速に把握し、適切に休養をとれるよう、それぞれの感染症の特性に応じた休養日を設定しています。

社員の健康を守るためには、感染症拡大防止のみでなく、防疫体制も重要です。その施策の一環として、ラピスセミコンダクタではインフルエンザ予防接種を会社負担で希望者全員に実施しています。
加えて、海外出向者およびその家族には、赴任先の事情に応じて、厚生労働省の推奨する各種渡航ワクチンの接種を会社負担で実施しています。