フルカラーLED照明用ローパワーマイコン
「ML610Q111/ML610Q112」

ロームグループのラピスセミコンダクタは、細かな制御によって多彩な色合いや明るさを実現可能なフルカラーLED照明用8bitローパワーマイコン「ML610Q111/ML610Q112」を開発しました。 本LSIは、LED照明制御に必要なPWMポートを6ch搭載し複数のLEDを制御できることから、白色や電球色といった単色LEDを独立して制御するだけでなく、RGB3色のLEDも同時に制御できるため、フルカラーの多彩な色表現を可能としました。光を細やかに制御することにより、生活シーンやインテリアに合わせた照明演出の可能性を無限に広げます。

本LSIは、現在サンプル出荷中で、2013年12月から量産出荷を開始する予定です。
また、簡単に評価を開始できるリファレンスボードとソフトウェア開発環境も合わせて用意しており、ホームページからユーザ登録していただくことで様々なマニュアルやツールが利用できるなど充実したサポート体制を提供しております。

なお、本LSIは10月1日 ～ 5日に千葉・幕張メッセで開催される 「CEATEC JAPAN 2013」のロームブースで展示予定です。ぜひご来場ください。

近年、LED照明では、省エネ性能とともに、多彩な調光・調色機能が求められています。従来の照明は、単なる明るさの調整が主な機能でしたが、LED照明は、目覚めやくつろぎ、食事、勉強、就寝前など生活シーンに合わせた人にやさしいあかりや、インテリア性を高めるカラフルなあかりなど、より多彩な調光・調色を実現する事が可能です。このような状況の中、ロームグループはLED照明関連事業に注力しており、ラピスセミコンダクタでは、ロームのLED技術とのシナジーを活かして、LED照明制御に最適なマイコン開発に取り組みました。

• LED制御に必要なPWMを6ch搭載
  • LED照明の多彩な調光・調色を行うため、LED制御に必要なPWM（Pulse Width Modulation）を6ch搭載し、単色LED3つ（たとえば白色、電球色、オレンジ色）とRBG3色のLEDを制御可能な8ビットマイコンです。
    PWMの分解能はいずれも16bitで、多彩な調光・調色のパターンを自在にプログラムすることが可能です。
• 発振回路内蔵で外付け部品を削減
  • PWM制御クロックは、新たに開発したクロック発振回路で生成されており、内蔵ロジック電源用レギュレータと組み合わせて使用することで、外付けロジック電源容量等の外部部品点数の削減を図ると共に、小型パッケージ採用で、実装基板の小型化に貢献します。
• コンパレータ内蔵で外部環境の変化に柔軟に対応
  • 急な電圧変動などの外部環境の変化をコンパレータで監視することで、即時対処が可能になり、安定した動作に貢献します。
• ラピスセミコンダクタが誇るローパワーマイコンで省エネに貢献
  • 業界トップクラスの低消費電力を実現するオリジナル高性能8bitRISCコアを搭載しています。
• 厳しいノイズ環境下でも安心使用
  • 回路とレイアウトの工夫により高いノイズ耐性を確保し、国際電気標準会議(IEC)規格であるIEC61000-4-2において最高のクラス4(±15kV)を越える測定限界の±30ｋV^注1をクリアしています。
    これにより、ノイズ環境の厳しい産業機器にも安心してご使用いただけます。
• 充実のサポート体制
  • 簡単に評価を開始できるリファレンスボード、ソフトウェア開発環境、ユーザズマニュアル、サンプルソフトを用意しており、ホームページからユーザ登録を行うことで様々なマニュアルやツールが利用できるなど、充実したサポート体制を提供しております。