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ラピスReports 2014


CEATEC JAPAN 2014イベントレポート!無線通信LSIとローパワーマイコンを基軸に、新規市場向けアプリケーションの創造を促進。


ラピスセミコンダクタは、昨年のBluetooth Low Energy用LSI、16bit ローパワーマイコンの市場投入後、着々とラインアップを拡充しつつ、新規市場に対してより具体的なアプリケーションを見据えたソリューションの提案を強化している。

ラピスセミコンダクタの高感度で信頼性の高いSub-GHz無線通信LSIやBluetooth Low Energy用LSI、そして従来の8bitマイコンを凌駕する超低消費電力を実現したマイコンといったラインアップは、ラピスセミコンダクタのコアテクノロジである高度なCMOS RF技術や低消費化技術などを駆使した、非常に先見性の高いものである。したがって、従来市場はもちろん、新規市場の期待が大きい。様々な可能性が見え隠れする状況において新規市場が必要とするものは、優れたデバイスと新しいアプリケーションとソリューションの提案である。

取材:高橋 和渡 / fプロジェクト・コンサルティング

Wi-SUN PHY認証第一号デバイス、およびWi-SUN Profile for Echonet Lite認証モジュールがスマートメータ、HEMSの実用化を促進

 ML7396ファミリ」は、スマートメータ向けの規格(IEEE 802.15.4g)に対応した特定小電力無線通信LSIで、非常に低消費電力でありながら、業界トップクラスの受信感度と安定した送信パワーをもち、温度依存性が低く信頼性の高い通信を実現する。各国の要求仕様に合わせた、日本(ML7396B)、米国(ML7396A)、欧州(ML7396E)向けのラインアップを用意している。

「BP35A1」(ローム商品)はML7396Bをベースにした、業界初のWi-SUN対応の特定小電力汎用無線モジュールで、ARIB STD-T108に準拠し国内電波法認証取得している。アンテナを内蔵しているので、高周波設計や認証作業が不要で導入が簡単で、UARTインターフェース、HEMSに最適なファームウェアも搭載しており、汎用性が高いモジュールとなっている。

ML7396ファミリの日本仕様ML7396Bの評価ボードはWi-SUN PHY認証を取得した第一号、さらにBP35A1はWi-SUN Profile for Echonet Lite認証を取得した。また、ML7396B評価ボードとBP35A1とも、Wi-SUN認証システムのリファレンス的な位置づけとなるCTBU(Certificated Test Bed Unit)にも採用されており、Wi-SUN普及の一翼を担う第三者認証機関の立上げに用いられている。ユーザーは、これらを採用することで、様々な機器にWi-SUNを実装可能となる。

東京電力が2014年度から家庭向けに設置するスマートメータのBルートにWi-SUNを採用し、HEMS(家庭向けのエネルギー管理システム)でEchonet Liteを実装することは大きく報道されている。これらのデバイスが、スマートメータ用途で大きく貢献していくことが期待される。

また、これらのデバイスはスマートメータ/HEMSに適しているが専用品ではない。したがって、Sub-GHz帯の様々なアプリケーションに利用可能な汎用デバイスであることもポイントである。

Bluetooth Low Energyを利用した新しいアプリケーションを提案

超低消費電力で知られるBluetooth Low Energy用LSIの「 ML7105」は、すでに様々な分野で採用されており、Bluetooth Low Energyのアプリケーションの新興に貢献している。その中で、興味深いアプリケーション事例があるので紹介する。


  • アナログ信号伝送により新たなデータ利用
    • 仕組みとしては、センサなどからのアナログ信号をA/D変換器によりデジタイズして、それをBluetooth Low Energyを使い送信する。受信側は、その信号を利用して、例えばモータを制御するといったものだ。ポイントは、アナログ量をサンプリングして、忠実度が高いデータによりアナログ感覚の制御が無線でできる点にある。技術的には、ハードウェアのパフォーマンスとソフトウェアによってより高いビットレートでの通信を可能にした。機器の制御の他に、アナログ量の連続的な変化、つまり波形の情報を伝送する。例えばヘルスケアの分野の一つである脈拍について、脈拍数だけではなく波形情報を得ることで追加の解析が可能になるなど、新しい用途が見えてくる。

  • NFC+Bluetooth Low Energy統合モジュールで利便性を向上
    • NFC(Near field communication)は、近接型の無線通信で、改札でタッチする鉄道系ICカードや、最近では多くのスマートフォンが搭載している。一方Bluetooth Low Energyの普及が進む中、機器との接続においてペアリングのプロセスを経る必要がある。この点に関し、タッチという簡単なプロセスでデータ伝送の利便性を図るのが統合モジュールの意図である。例えば、スマートウォッチなどのウエアラブルデバイス、ヘルスケア機器などとの通信がタッチだけで済むことは、間違いなく利用者には便利である。

現在は、Bluetooth Low Energy用LSIとNFCのモジュール構成だが、近い将来に統合されたワンチップ化を実現するという。

Bluetooth Low Energyと特定小電力無線通信のコラボレーションがIoTを促進

先ごろプレス発表が行われた、ISID社(株式会社電通国際情報サービス)との共同開発による「 SynapSensor(シナプセンサー)」は、まさにラピスセミコンダクタの無線通信技術のコラボレーションと言える。

「SynapSensor」は、近距離においてBluetooth Low Energyビーコン(信号)を認識して、それを特定小電力920MHz帯無線通信で中距離無線ネットワーク化することにより、Bluetooth Low Energyを搭載したウエアラブルデバイスやタグ、工場設備や製品など、様々なBluetooth Low Energy端末を活用したセンサーネットワークである。データをインターネットと連携するIoT(Internet of Things)の普及を促進する新しいインフラとしての活用が期待される。

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