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LSI事業戦略 2015


お客様のニーズを徹底的に理解し、ラピスの強みを生かす。マーケティング力を高めソリューション事業を展開

Part.1 後編 代表取締役社長 岡田 憲明

ラピスの強みは、IoTが必要とする三要素そのもの。そして、未知のアイディアにアプローチ

-ソリューション事業キックオフのためにしたことは?

岡田:実は1年ほど前に、そのための調査を行う目的で新規事業開拓プロジェクトチームを発足させました。そして、「ラピスの強みを生かしたソリューションとは何か」という議論と調査を徹底的に行いました。その結論として出たものは、「MCU、無線、センサが融合したソリューションの提供」でした。市場調査を加味しているのはもちろんですが、これはまさに「IoT(Internet of Things)」が必要とする三要素である、情報収集、情報処理、情報交換にそのまま対応するコンビネーションなのです。

これに、ポータビリティ、携帯性が必要とされるので、小型軽量でバッテリ駆動といった要素が加わります。これらは、ラピスのコア技術である、低消費電力化技術、高周波回路技術を使用して実現することができます。

新規事業開拓プロジェクトチームは、先行開発的な機能をもっており、いくつか、今までラピスが携わったことのない形態のビジネスモデルや市場にアプローチしています。

例えば、PM2.5や花粉といった空気中の微粒子をスマホと連動して測定する airmon というほこりセンサが、今年の春に販売が開始されました。

この商品には、ラピスのML7105というBluetooth® SMART対応のLSIが使われています。無線通信機能、MCU、センサノードして使えるGPIOを持っており汎用性の高い商品です。センサは他社のものですが、商品構成はまさにIoTで、内容を聞くと「なるほど」と理解できるかと思います。

しかし、重要な点は、この様な時流にタイムリーで独創的な発想による商品の多くはベンチャー企業によるもので、いままでのラピスは知り得ないお客様であったことです。このチームは、こういった新しい発想に基づく商品開発をしているお客様を見つけ、ソリューション開発に結び付けるといったマーケティングの一環としての仕事もしています。

※ airmonは株式会社E3の登録商標です。

-実際のソリューション商品の開発はどの部署が行うのか?

岡田:先ほど話に出た無線通信LSIのように、実際には各LSIの商品を融合した商品開発が行われていますが、明確な組織にはしていませんでした。今回、ソリューション事業を明示したことに関連して、無線通信LSIを開発する組織の中に、ソリューションビジネス企画チームとソリューション開発チームを発足させ、MCU開発の人員が合流しました。

さらに、開発の一部だったマーケティング機能を集約するためにマーケティング専任者を配置し、マーケティングの強化を促進していきます。

-市場に対しての戦略は。

岡田:現状の民生分野を継続しつつ、自動車、社会インフラ、産業機器分野をさらに拡張したいと考えています。3年後には、全体の売上を伸ばしつつ、これら3つの分野の売上を現状の25%から35%くらいに引き上げることが目標です。

特に社会インフラ系は、MCU + 無線 + センサのソリューションのニーズが高い分野です。スマートメータ / HEMS (Home Energy Management System) に加えて、HAN(Home Area Network)の発展が期待できます。当然ながら、IoT分野には広いアンテナをはり、様々なアプローチをするつもりです。

お客様の話をとことん聞くことから、ソリューション商品の開発が始まる

-トップとしてお客様に直接的に伝えたいことは。

岡田:今年度に掲げた「ソリューション事業への取り組み」が、私が最も伝えたいことです。

ソリューション商品の開発は、お客様の声、つまりニーズを、それも直接的に広く、深く聞かせていただく必要があります。そのためには、お客様とのコンタクトを増やし、信頼されるパートナーとして認められる活動と商品を開発していきますので、よろしくお願いします。

(聞き手:高橋 和渡 fプロジェクト・コンサルティング)

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