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LSI事業戦略 2015


 

Part.2 後編 AS-MCU開発ユニットリーダー 本田 一成

新開発16ビットマイコンは、性能は2倍にアップ、消費電流は15%以上を削減
さらなるシステムの低消費電力化も可

-それでは、新開発の16ビットマイコンについて伺いたい。

本田:新開発の16ビットマイコンは「ML620xxxシリーズ」と命名され、手始めとして8ビットの超低消費電力ML610400シリーズのコンセプトを継承し、さらに処理能力を向上させたシリーズを展開します。
処理能力は2倍に向上し、消費電流は15%以上低減できます。 コアは8ビットのU8コアと命令互換を持ち、ソフトウェア開発環境はU8と共用可能です。乗除算コプロセッサを搭載することでさらに処理能力を高めることも可能です。

-16ビットマイコンを開発した目的は?

本田:最初に理解いただきたいのは、8ビット品から16ビット品に移行するのではなく、16ビット性能を要求しながら従来の超低消費電力を必要とするアプリケーションの拡がりに向けて新しい商品を市場に投入していくということです。

-16ビットであることを利用して、さらにシステムの低消費電力化が可能と聞いたが。

本田:処理能力が上がることから、単純に短い時間でより多くの処理ができます。これを利用して、処理量が変わらなければ、マイコンの稼働時間はより短くすることができる、逆に言えばスリープ(HALT)時間がより長くなるので、時間当たりの消費電力を下げることが可能になります。つまり、性能はそのままで消費電力をさらに下げるといった使い方も提示できると思います。

16ビット性能と低消費電力を必要とするアプリケーションにアプローチ

-16ビット品ではどんなアプリケーションをターゲットにするのか?

本田:市場イメージとしては、やはりCPUパワーを上げる必要がある分野が先行すると考えており、例えばセンサを多用するインフラ系のアプリケーションは、システム全体の消費電力をさげながら処理性能を向上するために16ビットクラスの性能が求められています。また、現在、いくつかのお客様とともに特定アプリケーションに必要な機能などの調整に入っており、年内を目処に具体的な商品を発表できると思います。

2013年度のマイコン戦略は、16ビットマイコンの市場投入とアプリケーション拡大

本田:やはり、16ビットマイコンの投入になります。文字通り8ビットだけのラインアップに16ビットを加えたことで商品ポートフォリオを広げ、16ビットの新しいアプリケーションに挑戦し、ラピスのマイコン市場を拡大します。一般には16ビットマイコンがめずらしいわけではありません。しかしながら、ラピスのマイコンは低消費電力化にこだわり続けたマイコンで、これがお客様に提供できる大きな付加価値だと考えています。この付加価値を武器に「拡大」戦略を進めていきます。

取材後記
人伝に、ラピスのマイコンは「少し特殊」と聞いていたので、最初にそのことを伺った。その答えは、ラピスのコアテクノロジの一つである「低消費電力化技術」を駆使した「超低消費電力マイコン」だった。今や、低消費電力はすべてに望まれることゆえ、ラピスのマイコンは時代をリードする素質を備えていると言えるのではないか。
さらには、16ビット品の展開は市場を広げるだけではなく、様々なアプリケーション で未知の超低消費電力化を実現していくのではと考えた次第である。

(聞き手:高橋 和渡 fプロジェクト・コンサルティング)

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