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LSI事業戦略 2015


 

Part.1 前編 取締役 LSI商品開発本部長 藤田 尚孝

ラピスセミコンダクタは、2008年10月に沖電気工業株式会社から分社し、「OKIセミコンダクタ株式会社」としてロームグループの一員となった。
そして、2011年10月に「ラピスセミコンダクタ株式会社」へ社名を変更した。
2013年4月からの新年度を機に、商品はもちろん投資、リソースをも含めた新たな拡大戦略に乗り出すというラピスセミコンダクタの現状と新戦略について、取締役 LSI商品開発本部長 藤田 尚孝(ふじた なおたか)氏に話を聞いた。
4つのコア技術から特長のあるLSI商品を展開

-現在のラピスセミンコンダクタ(以下ラピス)の商品ラインアップと特長は?

藤田尚孝
ラピスセミコンダクタ株式会社
取締役 LSI商品開発本部長

藤田 取締役 LSI商品開発本部長(以下敬称略):ラピスの主要商品群は、ロジックLSI、メモリLSI表示用ドライバファウンドリサービスになります。ロジックLSIでは、超低消費電力マイクロコントローラ(以下マイコン)、無線通信LSI画像LSI電池監視LSIなどの特長ある商品を開発しています。

これらの商品群はラピスが持つ4つの特長ある技術をベースに、お客様のニーズを取り込んだ商品として展開を行っています。

-それらの技術は、どのようにLSI商品に展開されているのか?

藤田:低消費電力化技術、高周波回路技術、デジ・アナ混載技術、メモリ設計技術の4つが、LSI開発のコア技術になっています。

低消費電力技術は、低消費・低電圧プロセスを組み合わせた業界トップクラスの低消費電力化技術であり、時計や電子トークンなど電池駆動で長期間動作を実現したいアプリケーションに貢献しています。用途によっては、電池1個で10年間の動作を可能にしています。

高周波回路技術は、低消費電力と高感度化に優れており、RF回路とベースバンドとのワンチップ化も可能にしています。無線通信LSIや高周波LSIに展開しており、リモコン、スマートメータ、ヘルスケアなどの近距離無線LSIを開発しています。

デジ・アナ混載技術は、高耐圧プロセスを活用したドライバLSIや電池監視LSI、アナログ技術を活用した画像LSIなど独自の商品展開を可能にしています。

最後にメモリ設計技術ですが、沖電気時代からの膨大な技術の蓄積を活用し、安定供給や車載向け高信頼性を提供するレガシーメモリや、お客様に使いやすさを提供するラピスの読み出し専用不揮発性メモリP2ROM™など、特長のあるメモリ商品を展開しています。

お客様のニーズを集約し、ラピスの技術でソリューションを提供

-話にあった超低消費電力マイコンというと、用途が限られ特殊な感じがするが。

藤田:それは、ラピスのLSI開発コンセプトを理解いただける好例なので説明をします。

例えば、時計向けマイコンは、ラピスの超低消費電力技術がお客様のニーズを的確に取り入れ、お客様の商品価値を高められるLSIであることに重点を置いて設計したものです。このマイコンに限らず、お客様のニーズを取り込み、特定の市場において非常に高いシェアを持つ商品が多いのがラピスの特長です。

お客様のキーデバイスを開発することに注力

-コモディティ化した市場には積極的にアプローチしないと聞こえるが。

藤田:ラピスの現状に関していうと、実際、コモディティ市場でのビジネスは大きくありません。これは先に申し上げたように、特長のある技術で差別化ができるLSIをお客様に提供するのがラピスのLSI開発方針だからです。

-差別化できる理由は何か?

藤田:超低消費電力、高周波、デジ・アナ混載技術を活用したデバイスは、大規模なシステムLSIに取り込まれることが少ないのです。

しかし、お客様のシステムにおいてはこれらが基幹部品であることが多く、お客様の商品価値を高めるためのキーデバイスなのです。 ラピスは、お客様のキーデバイスを開発できるように、たえず技術を磨き、お客様のシステムをどう構築するかも含めて、お客様目線でLSIの開発をしていくことを最も重視しています。

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