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8ビットフラッシュマイコン ML610Q421/Q422

2009年02月25日

OKIセミコンダクタ、腕時計など小型携帯機器に最適な、超ローパワー 8ビットフラッシュマイコンのラインアップを強化

200~800ドットのLCD表示用に、2品種を追加品揃え

ML610Q421_chip_photo

OKIセミコンダクタは、このたび、業界トップレベルのローパワー動作を実現した8ビットフラッシュマイコン「ML610Q400シリーズ」に「ML610Q421/Q422」の2商品をあらたに追加しました。
「ML610Q421/Q422」のサンプル出荷は本日から、量産出荷は2009年4月からを予定しています。

「ML610Q400シリーズ」は、独自のローパワー技術を用いてわずか1.1Vでの動作を可能としています。これにより、電池1本(1.5V)での駆動を可能とし、特に腕時計などに使われる1.55V酸化銀電池で駆動する小型携帯機器に最適です。更に、きめ細かなパワーマネジメント機能および高効率なRISC型CPU*1を搭載することで、自社の従来品(MaskROM内蔵汎用マイコン)比で、約65%減のHALTモード電流(32kHz水晶発振時)、約15%減の動作電流(PLL発振4MHz動作時)を実現しています。CPU周辺機能には、LCDドライバー、2種類のA/Dコンバーター、オンチップデバッグ機能などを搭載し、腕時計、温湿度計、歩数計などモノクロLCD表示の付いた携帯機器に最適な仕様としています。

既に販売を開始している「ML610Q431/Q432」及び、「ML610Q411/Q412/Q415」に、今回あらたに発表した「ML610Q421/Q422」を加えることにより、ローエンドからハイエンドまで、お客様商品の機能サイズに合わせたマイコンの選択が可能となります。OKIセミコンダクタでは、今後もローパワー技術を向上させると共に、超ローパワー8ビットフラッシュマイコンのラインアップを拡充し、小型携帯機器などのローパワーを必要とするアプリケーションに最適かつ魅力的な商品を開発、販売していきます。

本商品の特長

  • 低電圧動作/低消費電流フラッシュメモリー内蔵
    OKIセミコンダクタ独自のローパワー技術を活用し、1.1Vという低電圧から3.6Vまでの広範囲での動作および、自社従来品のMaskROM内蔵マイコンよりも低い消費電流を実現しました。この特長により、低消費電力という特性を維持しながら、開発・生産期間の短縮というフラッシュメモリーマイコンの利点を活かすことが可能です。
  • きめ細かなパワーマネジメント機能
    パワーマネジメント機能としてHALTモード、STOPモード、トリプルクロックを搭載しました。HALTモードは内蔵した周辺回路を動作させたままCPUの命令実行を中断し、STOPモードはCPUおよび周辺回路の動作を停止します。また、トリプルクロックは、32.768kHz、500kHz、4MHzの中から処理に応じた適切なクロックを選択することで動作時電流の最小化が図れます。これらにより、電池の長寿命化や小型化が可能になります。
  • 高効率RISC型CPU
    RISCアーキテクチャーを採用したOKIセミコンダクタオリジナルの「nX-U8/100」を搭載しています。3ステージのパイプライン処理*2によりほとんどの命令を1マシンサイクルで実行します。また、高速にメモリーアクセスできるビット操作命令や乗除算命令も備えておりますので、高いパフォーマンスを発揮します。
  • LCDドライバー
    ML610Q422は最大800ドット(50 seg×16 com)、ML610Q421は最大400ドット(50 seg×8 com)のLCD駆動が可能で、昇圧回路も内蔵しています。外付けドライバーが不要となることやLCD駆動電圧生成用外付け回路を減らすことができるため、実装面積が小さくなり、機器の小型化に役立ちます。
  • LCD割り付けRAM
    駆動するLCDセグメントの割り付けは、マイコンに内蔵した専用RAM上のマッピングデータで決定されるプログラマブル割付機能を搭載しました。LCDパネルのデザインや配線の変更時に、専用RAM上のマッピングデータのみを変更すればよく、表示を制御するソフトウェアの変更が不要となります。また、マッピングデータは、OKIセミコンダクタのLCDツール*3を使用して簡単に作成することができます。
  • 2種類のA/Dコンバーター
    24ビットRC発振型A/Dコンバーター*4と12ビット逐次比較型A/Dコンバーター*5の2種類を搭載しました。抵抗や容量が変化する温湿度センサーや、出力電圧が変化する圧力センサーなどを接続して様々な測定ができます。外付けA/Dコンバーターが不要となるため実装面積が小さくなり、機器の小型化に役立ちます。
  • オンチップデバッグ
    オンチップデバッグエミュレーター(商品名「µEASE」)*6を接続することで、システム動作状態におけるソフトウェアのデバッグや、基板実装状態でのフラッシュメモリーの消去、書き込みが可能となっており、お客様商品の開発期間短縮に役立ちます。

販売計画

商品名
ML610Q421、ML610Q422
サンプル価格
400円(パッケージ品でブランク品、税別)
サンプル出荷時期
2009年2月
量産出荷時期
2009年4月
ソフト開発ツール
オンチップデバッグエミュレーター「µEASE」、LCDツール
出荷時期
2009年2月

主な仕様

動作電圧
1.1 V - 3.6 V
消費電流 (Typ.)
0.15µA(STOPモード)、0.5µA(HALTモード)、
5µA(32.768kHz水晶発振動作@CPU動作率100%)、
70µA(内蔵RC発振500kHz)、800µA(内蔵PLL*7発振4MHz動作)
動作周波数
32.768 kHz(水晶発振)、500kHz(内蔵RC発振)、
4MHz(内蔵PLL発振、水晶・セラミック発振/動作電圧1.8V以上)
メモリー
ROM 16 KW(フラッシュメモリー)
RAM 2 KB(LCD割付RAM 1KBを含む)
LCDドライバー
ML610Q422: 最大800ドット (50 seg × 16 com)
ML610Q421 : 最大400ドット (50 seg × 8 com)
A/Dコンバーター
24ビットRC発振型×2 ch
12ビット逐次比較型×2 ch(動作電圧2.2V以上)
タイマー
8ビットタイマー×4 ch、ウォッチドッグタイマー、
タイムベースカウンターなど
その他
電池レベル検出、PWM、ブザー・メロディ、クロック出力など
パッケージ
チップ、120ピンTQFP(TQFP120-P-1414-0.40-K)
動作温度
民生用途:-20℃~+70℃、産業用途:-40℃~+85℃

関連リンク

用語解説

*1 RISC型CPU
命令セットを減らすことにより演算を高速化したプロセッサ(Reduced Instruction Set Computer)。ただし、OKIセミコンダクタ独自の「nX-U8/100」はビット操作命令や乗除算命令など豊富な命令(58命令)を備えています。
*2 パイプライン処理
命令実行の各ユニット(フェッチ、デコード、実行)を分割し、独立動作させることにより命令を並列処理すること。
*3 LCDツール
LCDドライバーのCOM/SEG端子に割り付けるレジスタ設定の確認やLCD割り付けRAM上で定義するマッピングデータ作成が容易にできます。LCDパネルをイメージしたビットマップファイルとLCDパネルのレイアウト情報を入力後、マッピングデータや制御プログラムのサンプルが自動生成されます。
*4 RC発振型A/Dコンバーター
RC発振回路を形成し、発振数をカウントして発振周波数を求めることによりRCの値を求めるA/Dコンバーター。サーミスタなどの抵抗値変化型センサー、湿度センサーなど容量変化型センサーに適します。
*5 逐次比較型A/Dコンバーター
入力アナログ電圧を内蔵D/Aコンバーター出力と比較することによりデジタル値に変換するA/Dコンバーター。熱電対等の電圧出力型センサーに適します。
*6 µEASE
オンチップデバッグ機能を搭載したLSIと接続することにより、オンボードでのプログラムのデバッグおよびフラッシュ書込みをサポートするコンパクトで低価格なエミュレータ。
*7 PLL
Phase Locked Loop回路。低速発振周波数を逓倍した周波数を出力することが可能です。ML610Q421/Q422では、32.768kHzを125逓倍することにより外付け部品無しで4.096MHzを出力できます。

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